スマートファクトリー化支援サービスを開始

日揮ホールディングス株式会社(代表取締役会長CEO 佐藤雅之)は、スマートファクトリー化を通じた国内製造業の変革を支援する目的で、国内エンジニアリング事業会社である日揮株式会社(代表取締役社長 山田昇司)に4月1日付で「ネクストファクトリーソリューション部」を新設致しましたので、お知らせいたします。

ドイツ政府が2011年に提唱した「インダストリー4.0」を受け、日本政府が「コネクテッドインダストリーズ」を提唱するなど、新たなモノづくり変革の機運が高まっています。そして、デジタル化の進展、生産技術の高度化、ロボット活用などの技術革新が進む中、製造業の効率化の実現を目指したスマートファクトリー化の動きが加速しています。スマートファクトリーは、Iotを活用して工場内の様々なデータの収集、分析を行うデジタル化やロボット等を用いた自動化などの活用を含めた製造業務の最適化を図り、工場全体の効率化ならびに生産性向上を実現するコンセプトです。現状は、製造工程ごとの部分最適を中心とした取り組みが進められておりますが、今後は工場内物流も含めた工場全体の最適化のニーズが高まってくると予測しています。

当社グループがこれまで手掛けてきた数多くの石油、石油化学、天然ガスをはじめとするプロセスプラント、並びに医薬品製造プラントでは、全体最適を強く意識したプロジェクトマネジメントが求められてきました。それらのプロジェクト遂行によって培われた全体構想立案力に加えて、クリーンルームを含めたレイアウト構築力、環境対策技術、ロボットの活用技術等は、一般製造業におけるスマートファクトリー化、とりわけ、今後ニーズが高まってくることが予測される工場全体の最適化を目指した取り組みに対し、応用、展開が可能と考えています。

新設するネクストファクトリーソリューション部では、食品・化粧品工場、物流設備や機械加工などの組立加工(ディスクリート)系の工場を対象に、上流のプロセス並びにレイアウト構築を含む構想設計段階からの全体最適を支援していくと共に、IoT/デジタル技術やロボットの導入を含めた自動化技術などを活用し、システムインテグレータ(SIer)としてスマートファクトリー化に向けたトータルシステムの提案・構築を行っていきます。加えて、昨今、各産業において対応が急がれている脱炭素・低炭素化に対するソリューションの提案も併せて行うことで、国内製造業の課題解決や変革の実現に貢献していく所存です。

日揮ホールディングス株式会社オフィシャルサイトより抜粋)